「ブラウザー」とは、情報を見聞き(閲覧)するためのソフトウエアのことです。通常はインターネット上に「ウェブ」という仕組みで公開されたページの文章や画像、動画などを表示して活用する「ウェブブラウザー」を指し、「Internet Explorer」や「Google Chrome」などがあります。
「ブラウズ」の意味は「閲覧する」
「ブラウズ(browse)」は「閲覧する」という意味をもつ動詞です。「閲覧(えつらん)する」という言葉は堅いですが、本や雑誌などをパラパラ開きながら「拾い読みする」といったイメージでいいでしょう。
そこで「動詞 + er」は「xxする人」とか「xxするもの」なので、「ブラウザー(browse + er)」は「表示や閲覧をするためのもの/道具」といった意味となり、閲覧用ソフトとなるわけです。
つまりファイルやデータを見やすく表示するソフトなら何でも「ブラウザー」と呼べるわけですが、特に断りがなければ「ブラウザー」といえば普通は「ウェブサイト」を閲覧する「ウェブブラウザー」のことになります。
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最も有名な「Internet Explorer」
ウェブブラウザーで最も有名なのは「Internet Explorer(インターネットエクスプローラー:略称IE)」といっていいでしょう。
IE はマイクロソフト社製であり、Windows XP 以降のウインドウズには必ず最初から無料でついてきたため、初心者の方には圧倒的に使われてきました。
ただし、Windows 10 から同じマイクロソフト社が「Microsoft Edge(エッジ)」を推奨ブラウザーとして提供を始めました。
そのため Windows パソコンでは徐々に切り替わっていくでしょう。
世界シェアでは「IE」を抜いた「Chrome」
IE 以外にも「Google Chrome(クローム)」、「Mozilla Firefox(ファイヤーフォックス)」といったブラウザーも人気があります。
特に「Chrome」は世界市場では IE よりも使われており、スマートフォンでの利用も加えると圧倒的な市場占有率になっています。
参考ブラウザーのシェア、グーグル「クローム」が首位に:日本経済新聞(2016/5/3)
日本のパソコン市場でも着実に「Chrome」のシェアが増えている状況です。