「Wi-Fi(ワイファイ)」とは、無線LAN の標準規格(IEEE802.11)による機器で相互接続を保証するために業界が作ったブランド名です。「Wi-Fi」認定機器による無線ネットワークや、それを経由してインターネットに接続できる設定やサービス名にも「Wi-Fi」が使われています。
「Wi-Fi」は「Wireless Fidelity」の略
「Wi-Fi」は「ワイファイ」と読みます。「Wireless Fidelity」を略した用語で「Wireless(ワイヤレス)」には「無線」、そして「Fidelity(フィディリティ)」には「正確さ」といった意味があります。
そんな「Wi-Fi」は
無線LANの標準規格を採用した機器同士はきちんとつながる
ことを保証するため、そして無線LANで使う通信機器やネットワークを普及させるために業界団体が作ったブランドなのです。
「Wi-Fi Certified」で相互接続を保証
その業界団体の名前は「Wi-Fi Alliance(ワイファイ アライアンス)」で「Alliance」は「提携」「団体」の意味です。
メンバーにはアップル、マイクロソフト、グーグルをはじめ有力なパソコンや周辺機器メーカーが名を連ねています。
そのため無線による通信機能を持つ幅広い機器が「Wi-Fi Certified」と認定され、認証された機器同士なら異なるメーカーの製品でも相互に接続できることが保証されています。
「Certified」は「公認の」「保証された」といった意味です。
「Wi-Fi」設定で無線ネットワークに接続
そんな「Wi-Fi」認定機器による無線ネットワークや、それを経由してインターネットに接続する設定やサービス名にも「Wi-Fi」が使われています。
ノートパソコンやスマートフォンでは「Wi-Fi」設定をオンにすることで、同じく「Wi-Fi」認証を受けた通信機器による無線ネットワーク(無線LAN)を探して接続することができます。
そして接続したネットワークを経由してインターネットにつながるため
Wi-Fi = 無線ネットワーク経由でのインターネット接続
という意味合いでも使われているのです。
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