「IT(アイティー)」とは「Information Technology(インフォメーション・テクノロジー)の略語で「情報技術」という意味です。データを集め、情報に加工して活用するのに必要なコンピューターを中心としたハードウエア、ソフトウエア、通信に関する技術の総称です。
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データと情報
「Information」は「情報」と訳せるわけですが「データ(Data)」と「情報」の違いはなんでしょう?「デジタル大辞泉」で引いてみると
- データ(data):コンピューターで、プログラムを使った処理の対象となる記号化・数字化された資料
- 情報(information):文字・数字などの記号やシンボルの媒体によって伝達され、受け手に状況に対する知識や適切な判断を生じさせるもの
とあります。データは情報の元となる資料であり、そこから情況を判断できるものに加工してはじめて情報となるわけです。
そんなデータの収集から分析、情報への加工や活用に必要な技術が「IT」です。
IT から ICT の時代へ
「ICT(Information and Communication Technology)」とは、「IT」に「コミュニケーション(Communication)」を追加した用語で「IT」とほとんど同じ「情報通信技術」といった意味になります。
21世紀に入って「IT革命」といった言葉が流行語になり、新しい技術用語として登場した「IT」もすっかり使い古された感があります。そのため「ICT」と呼ぶことで「情報通信」だけではなく「コミュニケーション」を加えることで「広がり」と「次世代感」を出したといっていいでしょう。
といっても言葉だけのことで、実質、IT も ICT も同じ意味で理解しておけばいいでしょう。