「マルウエア(Malware)」とは、悪意をもって作成されたプログラムのことです。代表的なコンピューターウイルスはもちろん、スパイウエアやランサムウエアなど有害なソフトウエアの総称として使われています。
「malicious(マリシャス)」=「悪意のある」
「マルウエア(Malware)」は「malicious software」を略した造語であり、「malicious」には「悪意のある」という意味があります。また「mal」は「悪の」「悪い」「不良」といった意味の『接頭語』にも使われているので、ソフトウエア(software)の「ware」とつなげて「malware」=「悪質なプログラム」となったという解説もあります。
「ウイルス」も「スパイウエア」も「マルウエア」
「ウイルス」も「スパイウエア」も次々と変化を加えながら新種が登場してくるため、だんだん「定義」も「境目」もハッキリしなくなりました。そのため、とにかく困ったソフトを「総称」する呼び名が必要となり「マルウエア」が使われるようになりました。「ランサムウエア」といった新しい手口の悪質なソフトウエアも「マルウエア」に含めていいでしょう。
とりあえず困ったソフトはみんな「マルウエア」
「マルウエア」という言葉は2000年代半ば頃から使われていますが、 ウイルスに比べると耳にする機会は少なく、広く定着した用語とは言い難いのですが、ときどき使われるので
ウイルスをはじめ悪質なプログラムはマルウエア
と知っておけば十分です。